2019年のお正月に弊社からお世話になっております皆様へお送りした年賀状です。
今年は手のひらサイズの封書形式でご挨拶させて頂きました。
宛名とご挨拶を印刷したシートと2つ折りのカードを一緒にお入れしました。
宛名のシートはこんな感じ。宛名の裏面にご挨拶を。
「新春を寿ぎ 謹んでお慶びを申し上げます」の文字は縁起の良い唐草をイメージしつつ、ラフに気ままに書いたもの。
枠に収まらない自由な印象にしました。
2つ折りのカードは、松と干支のイノシシの鼻をそれぞれセンターにデザインした表紙。
開くと「明治の前ってなんだっけ展」のイラスト。
パッと晴れやかな、明るい年になりますように…と、表紙も中身もビビッドなカラーリングにしました。
カードを開いた中身は架空の書家・亥乃獅氏による架空の書道展「明治の前ってなんだっけ展」が開催される様子をイラストに。
2019年5月に予定されている改元を前に、「明治大正昭和平成…はスラスラ出てくるけど、その前ってどんな元号だったんだろう?」とふと思ったことがテーマになりました。
最初は全ての元号をまとめてみようかと思ったのですが…元号って231個もあるのですね…!!
パッとひと目で楽しめるくらいの情報量にしたかったので、中でもちょっとおもしろいなと亥乃獅氏が感じた元号だけをピックアップする形となりました。
最後には亥乃獅氏による新年号の発表インスタレーションも…!!
新年号は…あぁ、惜しい、恰幅の良い亥乃獅氏の体に隠れて見えないっ!!
カードには「しこくてんれい」という紙を使用しました。
表紙の側にはよく見ると銀色がかった特殊繊維が漉き込まれていて和紙のような風合いがあります。
中身の側はケント紙になっていて、表裏でそれぞれ印象の違う紙です。
「明治の前の元号!?そんなの常識だろう!!」とお叱りの声もあるかな?…と少し心配していましたが、仕事初めの時期に「慶応だったんだ!」と口々にお電話頂き一安心(笑)
ご存知だった皆様も、ご存知なかった皆様も、絵本のように楽しんで頂けていればうれしいです。